街に開く窓の家Ⅰ 住宅|石川県

街の風景を取り込む家

・この場所に愛着をもって暮らすこと。
・生活を楽しむこと。
・家族が同じ風景を共有すること。


【対話を通じて】
南側の狭い道路を挟んで住宅が建ち並ぶ窮屈な敷地条件、1階にリビングを設けると暗くて窮屈な暮らしになります。そこで、気持ち良さと機能的な暮らしを両立するためにメインの生活空間を2階に上げて、その下に雨に濡れない利便性の高いポーチを作りましょうと話し合いました。


【基本コンセプト】
・2階にリビングダイニングを持ち上げ風景を取り入れて暮らす。
・家事はメイン空間の2階で完結させる。
・雨と雪に当たらないポーチを設けて生活を雑事に対応する。









【風景を取入れる大窓】

ダイニングに風景を取り込む大きな窓を設けています。ありのままの風景を受入れ、いつも風景と暮らすことで場所への愛着が生まれる。
地域の生活道路に向かって開かれているために、プライバシーへの心配も無く心地よい朝の時間が過ごせます。










【落ち着くリビング】

リビングは夜に過ごす時間が長い場所。開口部は少なくし暖かい照明とゆったり座れるソファを設え、家族の時間をゆっくりと過ごす場所です。










【明るい階段】
家の中心には明るい階段を設け家全体に光と風を届けています。ササラと手摺は軽やかに鉄骨で作成しています。










【回遊動線】

階段を中心として”ぐるり”と移動する動線計画です。行き止まりを無くして楽しく移動できる設計です。
表動線と裏動線を効率的に両立させています。









【洗濯は集約する】
洗濯、物干、取り込み、畳む、という行為は全て洗面・洗濯室で完結させます。仮置きされた洗濯物は各人がピックアップしていきます。










【個室を利用する耐震設計】
個室は1階に集めて壁を集約して、耐震壁利用していています。荷重の大きな1階の耐震性を効率的に上げています。






【生活を支える外廻り】
雨と雪が多い北陸では、広いポーチ空間が役立ちます。濡らしたくない自転車、濡れた傘など様々を物を置くスペースが必要です。
車のトランクから雨に濡れず荷下ろしもできます。また外物入れはタイヤ、スコップ、園芸用品、など暮らす上での必需品の保管に重宝します。

 






【夜になれば窓に明かりが灯ります】
灯された明りが住み手の温度を伝え、周辺に帰ってくる人達に安心感を与えられたら嬉しい。そう思いながら設計しました。
明かりが街をやさしく照らす。建主さんの地域への愛着や人柄が仄かに宿る。そのような住宅にしたいと思いました。


















所在地
石川県金沢市
敷地面積
149.33㎡(45.3坪)
延床面積
118.37㎡(35.9坪) (ポーチ除く)
構造
木造 (在来軸組工法)
構造計算
許容応力度計算
設計担当
(株)田淵建築設計事務所
田淵 基樹
構造設計
(株)田淵建築設計事務所
宮下 昌士
施工
アルプデザイン株式会社
現場代理人:沖野 裕二
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