裏千家流 水屋 日本建築|石川県

水屋

裏千家流のお水屋を設計させて頂きました。
裏千家の大水屋を参考しましたが、その寸法体系や素材が全てにおいて現代の茶道に適している訳ではありません。
ここではクライアントに微少な寸法を全て確認を行うように徹底しました。

腰板には木目の美しい能代杉を使っています。
長い一枚板から木目の美しいところを選んで使うという贅沢をさせて頂きました。
20㎜という厚さの板を少し薄く削いで割れにくくし、吸付き蟻桟加工して反りを防いでいます。

釘やビスが表に見えてこない日本建築の仕事は見えない後ろ側にこそ丁寧な職人仕事があります。
今回も素晴らしい仕事をして頂きました。
長く使われ、長く愛される事を願っています。




















所在地
石川県金沢市
用途
水屋
竣工年
2022年
施工
(株)北都建設
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