改修して長く使い続けるために
【大切に使い続けるために】
老朽化したバスターミナルの改修工事です。雨漏りが原因で鉄骨材が錆びてしまい根本的な改修が必要でした。
また耐震性に大きな不安がありました。
【私達の提案・設計】
Lアングル、カットT、折板のみを試用する提案です。
同じ部材の繰り返しによる架構形式を採用する事によって施工性の確保、工期の短縮、鋼材高騰への対応へ有効だと判断したからです。
自社の構造設計室が立体モデルによって解析した結果をすぐに設計に反映させ問題を洗い出し、また構造にフィードバックを返しながら最適な架構形式を求めるやりとりは、とてもスピーディで楽しい経験でした。意匠と構造が同じ事務所内で協働する利点を大きく活かせた案件だったと思います。
Photo by Tetsuya Tsurumi