意匠設計室 ARCHITECTURE DESIGN

意匠設計室

地域に愛され、
ともに歩んでいく建築を。

私たちは「人のいる空間提案」をコンセプトに、「明快な」「美しい」「気持ちのよい」空間の創造を目指した建築意匠設計を行っています。 住宅、事業ビル、商業施設それらの空間は、そこを訪れる人、利用する人、生活する人、所有する人など「人」が居て機能するものです。さまざまな「人」の立場、意見を考え、ベストな空間を提案し、細やかなコミュニケーションによって「満足感」の得られる建築を作り上げていきます。
こだわりの「人のいる空間」の創造をお手伝いしていきたいと考えています。

竣工までの流れ

01

「望み・計画地・地域」を深く知る

具体的になっている要望や期待は言葉や数値で頂けるとしても、建て主さん達が本当に望む未来とは何か。大切にしたい事や物は何か。建物によって生まれる新しい自分達の姿。まだ言葉になっていない漠然とした本当の「望み」を知ることが何よりも大切だと考えています。
建物は一度建ててしまうと、根本的には変更ができず何十年と使い続けなくてはなりません。後悔や失敗はせずに、建て主さん達らしい建物を建てて欲しいと思います。
しかし、漠然とした自覚しきれていない「望み」を知ることはとても大変です。我々はそれを明確にし共有する何度も話し合うことを重視しています。ワークショップにて建て主さんのみならず使う人達と一緒に考えていき、少しづつ、自分たちの向かいたい未来像を明確にしていく手法も用います。
そして「望み」の方向が定まり輪郭が見え始めると徐々に間取り図や模型に落とし込んでいきます。形にした物を見ながらまた話し合いを重ねていくことで、我々とも共有することが可能な「望み」は出来てきます。
竣工までの流れ
02

基本設計

「望み」「場所」「地域」を深く知る事ができて初めて、ようやく相反する要望や複雑で絡み合った条件に優先順位をつける事が出来てきます。
加えて予算や法律などの整理も加えて、間取り図や配置図という「建物の方向性」を決定づける図面に落とし込んでいきます。
我々の場合、このフェイズが勝負所だと考えており、一番時間をかけています。
そうして出来たひとつの案を見て頂いたのち、何度も修正を繰り返し「これ以外にはない」と納得を頂けるまで案を作ります。可視化と検討を繰り返すなかで当初見えてこなかった「新しい要望や優先順位」も出始めます。
それらの検討も加えて、どこまでも寄り添いながら柔軟に対応をし続け、基本的な図面を作成します。
03

建築図・構造図・設備図の作成

基本設計で建て主さんの目指す方向性・指針を固めたら、いよいよ具現化のフェーズに入ります。
それには建築図、構造図、設備図、の3種類を作成しますが、我々の特徴は、全ての建物において自社の構造設計部門と協働する点です。志を同じくする構造設計者と密にやり取りできるため、限られた設計期間内でも十分に構造検討を重ねることができます。そのため、設計意図を十分に生かしつつ、構造的な合理性・安全性・経済性をスピーディーに実現できるのです。

建築図は、構造、設備なども含め全体を総合的にまとめ上げるための図面や、空間の全体像を示した図面、外観図、各部屋単位・各部位単位ごとに描かれる詳細図、敷地と建物の関係を示した図面など多岐にわたります。細かく整合性を取りながら、それらを数ヶ月かけて作成していきます。
04

申請業務(代行)

建築するための各種申請を建て主さんの委任により代行します。主には建築確認(建築基準関係法令)の申請業務になりますが、加えて、県、市、それぞれの条例を満たす必要があります。
法令や条例は制限事項があり、設計の自由度を小さくする方向に働きます。
法の趣旨を理解し遵守することは基本ですが、やみくもに従うのではなく、関係各所ときちんと協議を行い、適切に設計へ反映させる事を大切にしています。安全性を毀損するのは論外ですが、建て主さんの望みをより大きく実現するために、設計の自由度は可能な限り大きく確保したいのです。関係各所にも理解していただけるよう、丁寧な応対を心がけています。
竣工までの流れ
05

工事入札(代行)

申請業務と並行して工事業者さんの選定を行います。建て主さんの代理業務として競争入札を実施し、複数の工事会社の中から、工事実績や技術力をもとに数社(3社以上)を選び、図面や各種条件を記載した仕様書をお渡しして、期日までに工事金額の見積書を作成していただきます。
提出された見積書は、20近くある工事項目について、全ての内容を確かめます。工事の抜けや施工数量の過不足がないか、設計意図を誤解して不当な金額の提示はないかなど、各社のバラツキを丁寧に修正をしたり、再見積をお願いしたりします。そのような準備を経た上で、建て主さんと共に公平に選定するように心がけています。公平に選定を行う事は、工事会社さんとの信頼関係を結ぶ上で大切にしている事でもあります。
また、見積額が工事予算をオーバーしてまった場合には、減額調整を行うための設計変更を行った上で、最低金額提示会社へ再見積りを依頼します。そうして予算内に収まるよう調整を繰り返していきます。
06

工事監理

我々の監理方法は、工事の全過程において工事会社さんと相談しつつ、工事方法の妥当性を確認し、工場製作される躯体を検査し、材料の現場搬入に立ち会い、施工後に建物の各部位について性能や安全性を確認しつづけ、完成までずっと付き添うやり方です。
さらには、設計図には表現しきれていない、微細な仕様、色、空気感などを随時伝えて最終的な空間の表情を丁寧に作り込んで行きます。
他所に比べて現場監理に非常に多くの時間と労力をさく事が我々の特徴かもしれません。
監理がきちんとなされてこそ設計図(完成図)のとおりの建物が出来上がり、設計意図が表現され、性能や安全性が発揮されると考えています。また、工事を行った人たちの想いが最高の形で結実するようマネジメントすることも我々の仕事なのです。
竣工までの流れ
07

未来の変化を見守り続ける

竣工が「未来」への始まりだと考えている我々にとっても、引き渡してからが本番です。建主さんや利用者さんの「望み」に向かう、より良い変化が起きる毎日を願うわけですが、使い続けているうちに劣化が進んだり、思いもよらぬ不具合が生じた場合は、速やかに対応しご安心いただくことを心がけています。
竣工後には1年、3年と定期検査を行わせていただきますが、それ以降も気軽にご相談いただくことも多く、改修やインテリアの変更などを承ることもあります。「竣工して終わり」ではなく、共に建主さんの未来や地域の変化を見守り続けていく、それも我々の使命だと考えています。